色:赤 サイズ:26.0cm
※この記事は当時の記録を基に、回想を含めて書いています。
【購入の背景】
一ヶ月ほど前に買ったばかりのアシックス GEL-DS SKYSPEED3 でトラブルが出てしまったので、急遽新しいシューズの購入を検討。
アシックスが合わない気がしたので、今まで気になりながら手を出していなかったミズノから選択することに。
アシックスが合わないと感じる一番の要因は踵のフィット感だったのですが、知人がミズノの踵が一番良いと言っていたこともポイントでした。
自分のレベルから、マーキュリー2とエアロ11を候補にして店舗へ。
マーキュリー2から履くが、右足の土踏まずの部分の当たり感が気になる。
マーキュリーはサポートモデルで、私は右足の方がアーチが低めなので、右側だけ当たってしまうのでしょう。
おそらくウエーブプレートのサポートの為の形状が合わないのだと思います。
走って突き上げが気になったり、痛みが出る可能性があると考えて、マーキュリー2は却下。
当たる感じがなく、履いた感じも悪くないエアロ11を購入しました。
【感想/レビュー】
先に書いてしまいますが、失敗しました、私・・・
何をかというと、サイズ選びです。
初めてミズノのシューズを履いた感想として、「意外と幅が細い」と感じました。
また、前述の通り、マーキュリー2とエアロ11を試着したのですが、マーキュリーに比べてエアロの方が、サイズも1サイズ小さく感じました。
店員さんも「幅がキツそうだから1サイズ上が良いかも」という意見だったので、通常は25.5cmなのですが、26.0cmを購入しました。
しかし履いていくと、このシューズはアッパーが柔らかく、補強パーツもベロアのような柔らかい素材なので、おそらく伸びたんだと思います。
すぐに大きいと感じるようになってしまいました。
もし購入を検討されている場合は、試着して多少キツそうに感じても、サイズは上げない方が良いと思います。
もちろんフィット感などは、個人で好み等もあるので、一概には言えませんが。
さて、知人が絶賛していた踵の部分についてです。
実際に履いてみるとわかるのですが、他のメーカーと少し異なった方向でフィット感を実現していることがわかります。
知人はミズノの踵の「包まれ感」が良いという表現をしていたのですが、適切な表現だと感じました。
他のメーカーは踵を「挟む」形状なのに対し、ミズノのシューズは踵を「包む」形状になっています。
人の踵は丸い形をしており、アキレス腱の部分よりやや後方に出ているのですが、それに沿うように深いヒールカップを採用しているのが特徴です。
他のメーカーは、アキレス腱の部分で挟み込む形で固定するので、フィット感はだいぶ違ってきます。
ミズノのシューズは履き口が広い形状なので、挟み込むようなフィット感を好む人には、嫌われてしまうかもしれませんね。
個人的には、踵の形状に合わせたヒールカップは非常に理にかなっている気がします。
踵の形状さえ合えば、紐をあまり締めなくても踵が動くことはないでしょう。
もちろん、それでも紐が緩いまま履くのは勧めませんが。
シューズのクッションについてですが、この点でもメーカー感の違いを感じます。
これはアウトソールの素材によるのだと思いますが、接地感がアシックスは硬く、ミズノは柔らかい、アディダスはその中間だと感じました。
何となくですが、もちもちしたような弾力のある接地感がミズノの特徴だと思います。
個人的な感想では、衝撃吸収性能でも、私が今まで履いた靴(エントリーモデルを含む)でも、最も高いかもしれないというくらいです。
ただ、この靴はデザインから見ても、踵着地を推奨しているのは間違いないと思います。
他のミズノの靴にも言えることですが、他のメーカーに比べて前足部と踵の高低差が大きく、踵が高くなっています。
そのため、自然に踵からの着地になりやすいです。
さらに踵のエッジ部分をやや外側側から丸い形状にすることで、踵で着地した場合のスムーズな体重移動を促すデザインになっています。
このことから、比較的ストライドの大きいランナーには、特に走りやすいシューズなのではないかと思います。
最後に耐久性です。
エアロ11は、前足部のアウトソールにスポンジラバーを採用しています。
スポンジラバーは、軽量でクッション性に優れる反面、耐久性は劣ります。
その為、元々フォアフット気味の着地の私にとって、購入前の一番の懸念は耐久性でした。
しかし、前述のヒールに近い着地を促すデザインの為もあってか、耐久性に関しては他のシューズと全く遜色なく使用できています。
長くなりましたが、総合的に見て非常に良くできたシューズだと思います。
それだけにサイズの失敗だけが悔やまれますが・・・
1サイズ下でのリピートを検討中のシューズです。
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